2025-08

日本史

源頼朝の政治力は異常だと思う

武士が統治の前面にでてきた鎌倉時代以降、政治力の高い武士は多く出てきました。最初期でいうと北条泰時、御成敗式目の制定など、武士が政治を行っていく上で重要な指針を制定したのは大きな功績になります。(代々の執権は比較的優秀な人が多く、鎌倉幕府の安定は執権北条氏の力が大きかったと思います。)室町時代でいうと、足利直義、足利義満、その後は徳川家康といったところの政治力が光ります。但しこれらの人には多くのブレーンが存在したうえに、先人の真似ができるといった利点がありました。それを考えると源頼朝の政治力は異常です。
近代史

司馬遼太郎という作家の功罪

司馬遼太郎の作品と言えば「燃えよ剣」「竜馬がゆく」「翔ぶが如く」「坂の上の雲」などが特に有名です。これ以外にも「世に棲む日々」「花神」「項羽と劉邦」「功名が辻」なども読みました。非常に面白いのですが、戦争経験者であったことも影響しているのか、「翔ぶが如く」「坂の上の雲」の内容には多くの問題が含まれていると思います。
幕末維新

そうせい候 毛利敬親

私の出身地は山口県です。ですので小学校の修学旅行では松下村塾に行きました。吉田松陰先生の塾です。山口県が歴史の中心になる機会は少ないので、長州が主役になる幕末維新は、がぜん興味がある分野でした。最初に興味を持ったのは、高杉晋作、桂小五郎(木戸孝允)、伊藤博文などです。しかし歴史を知って興味を持ったのは、長州藩主「毛利敬親」です。